オペラ「鬼八」 オーケストラピットと指揮者

宮崎県オペラ協会主催、オペラ「鬼八」の2日間の公演が無事終了しました。
高千穂伝説を題材にした宮崎県民の手によるオペラ公演は、すばらしい出来でした。

二日の公演で、キャストも指揮者も変わり、同じ題材でも、これほど変わるものかと、感心いたしました。

今日は、ほとんどの人は、一生入ることのない、宮崎市民文化ホールの、オーケストラピットのトロンボーン席にご案内します。

舞台上手(舞台の右側)の袖にある、普段は開くことのない秘密の階段を降りていくと、いつも有る客席が、そのまんま地下に収納され、逆側にオーケストラピットへの入り口があります。

そこを入ると、舞台より3メートル位低い位置にピットが有り、一番後ろがトロンボーンの席ですよ!

オペラでは、指揮者だけが、舞台とオーケストラ双方を正面から見ながら、舞台上の歌手とオーケストラに合図を出し、演技・歌・オーケストラの調和を図りながら曲を進行させていきます。

オペラの指揮者は、二時間以上のオペラの楽譜を頭に入れ、進行していく舞台にリアルタイムで対処(まさに指揮)していく、並外れた集中力を要する、常人には務まらない大変なお仕事ですよ。
オーケストラは、舞台上で何が起きているか全く分からないので、指揮者の棒が、唯一の指針となります。
指揮者が間違うと、舞台と音楽の双方が崩壊します。(≧Д≦)

オペラの指揮、やってみたいですか?