私の好きな、すてきなお店

東京編


●K.T’s Bar BAR on      【スコッチウイスキー・ブランデー専門】
東京都中央区銀座 7−7−6 アスタープラザビルF1      03-5568-0502
これ以上すばらしいウイスキーバーは無いと思います。 イギリスから選りすぐったスコッチを樽で買い付け、非常に安い価格で顧客に提供しています。 初めてこのバーに入ったのは、本当に偶然だったのだが、マスターにお任せで頼んだストレートウイスキーが、なにやら1955と書いてあるボトルが出てきたので、創業年かなと思ってましたが、何と今飲んでいるウイスキーの年代でありました。 「銀座で37年物のスコッチを飲んでしまった。2万円近く取られるかも知れない。」とおそるおそる聞いてみると、何と3千円台でした。 ここの店では、あらゆるなかなかお目にかかれないスコッチを非常に安価で提供しています。 100年物のブランデーも飲ませてもらったことがあります。 私にとっては、スコッチの最大の勉強の場であまりした。 実際、全国からプロの方もよく勉強のため来ているそうです。 また、銘柄ごとの東京でのスコッチウイスキーの、顧客への提供価格の指針にもなっているとのことです。
この店は、マスター一人でやっているカウンターのみの店で、つまみ無し、愛想無しで、ほんとうにスコッチを愛する人のみ来るような店です。 ある時同僚を連れていって、彼が「これ水割りで下さい」と口を滑らしたものだから、「うちはそういう店ではありません」と出されていたウイスキーを引っ込められた事もあったので、ご用心。 それにしては、女性を初めとしていつもいつも多くの人が入っています。 ウイスキーのソムリエとも言えるマスターで、好みを言うと、その日に飲むスコッチの種類と順序を的確に組み立ててくれます。  座席が少なく、満員で入れないことが多いのが欠点。 東京一押しのバーです。

今回、約2年ぶりにお店を訪ね、いろいろお話を聞くことが出来ました。 まだ、私を覚えていただいてたことはとてもうれしかったですね。当然、写真など嫌いなマスターですが、無理を言って撮らせてもらいました。 以前と変わったことは、マスターがスコッチウイスキーだけでなく、ブランデーについても新たに品揃え・コレクションを始められたことで、なかなか手に入れる機会の少なく、今は極端に飲む機会の少ないブランデーをいろいろ味わい分けながら飲むことが出来ます。 
とにかく、おいしいお酒を非常な低価格で飲むことが出来、いろいろお酒の勉強もできる店として、男性も女性も是非お奨めしたいお店です。

【写真】
@なかなか見つけにくいバーの入り口。(丸源ビルの広告塔が目印)
Aオーナーバーテンダーの谷口さん。
Bお店の内装。カウンターの後ろの壁一面に、とっておきのウイスキー・ブランデーがぎっしり詰まっています。種類は千種類を越えるとか。古いアイレイウイスキーを飲んでいます。
C右は、この日飲ませてもらったブランデーで、年数の違う2種類の比較テイスティング。



●ル・リス・ダン・ラ・バレ(谷間のゆり)  【フレンチレストラン】
東京都文京区西片2−7−15             03-5684-0770
ごく普通の住宅街の中に、昔の豪邸をそのままレストランに改造した一戸建てのレストラン。 環境が静かで、建物がとても古くて素敵で、スタッフのサービスや演出がすばらしく、満足すること請け合いです。 食前酒から始まって、チーズ・デザートまでのフルコースを二人で4万円台で食べられます。 彼女と一度は行ってみたい、雰囲気満点のレストランです。 場所が非常にわかりにくいのが欠点。 若い女性オーナーの店です。
**お店のパンフレットより**
…長い間住んでいた古い私の家を、思いがけずレストランにいたしま した。
 におうように美しいこの家がとても好きでしたから
 ひっそりと心に残る ”谷間のゆり” という名を付けて−−
●バー 絵里香        【銀座の超お奨めバー】
東京都中央区銀座6−4−14 HAOビル2F  03-3572-1030
東京に住んでいるときから、娘と同じ名前のこのバーで飲んでみたいと、いつも思ってました。 でも、私の持っていた本では、「会員制」となっており、住所も電話も載っていなかったので諦めてました。
ところが何と、宮崎で良く行くようになったバーMALT’Sのご主人と話しているうちに、このバー絵里香のマスター中村健二氏と懇意にしていらっしゃる事が分かり、丁度東京に行く予定があると言うと、その場で中村さんに10月22日に宮崎から私が行くと電話してもらえました。
中村さんは、書店に行けばどこにでも置いてある「カクテル・ポケット図鑑」の著者で、有名なカクテル「マルルー」の創作者でもあります。 当日店に行くと、ちゃんと席も用意していただいており、おいしいカクテルやスコッチをたくさん出していただきました。 このバーは、特にトロピカル系のオリジナルをたくさん作っておられ、女性も安心して楽しめます。 事実お店に入ったとき、若い女性2人連れがここでカクテルを楽しんでいました。 ここ絵里香のチーフバーテンダーは、岸久さんです。 テレビにも登場する売れっ子バーテンダーで、コンクールの常連だそうです。 彼は、シェイカーの振り方一つで、中のお酒の状態や、氷の状態を自在にコントロールするテクニックを持っており、カクテルの表面に3ミリほどのごく細かい氷の層を作ってグラスに注ぐ事が出来ます。 おいしいお酒をいただき、昔からのあこがれのバーに行けて、本当に良かったです。 うちの絵里香が大人になったら連れて行きたいな。 ちなみに、店名「絵里香」の由来は、お酒の名前に、お客さんが漢字を付けて出来た名前だそうです。

●ニューヨークグリル        【パークハイアットの超人気レストラン】
東京都西新宿3−7−1−2パークハイアット52階  03-5323-3458
とにかく、ホテル自体が超近代的な作りになっていて、その中の一番高い階に位置するこのレストランは、新宿副都心を始め、都内を見渡せる景色も雰囲気もすばらしいレストランです。 とにかく人気が高く、かなり早めに予約を入れないと入れません。 一度は行ってみたいレストランで、カリフォルニアワインのコレクションも豊富です。 但し、値段も一流。

 
●2nd.Radio              【尾崎浩司のバー】
東京都港区南青山2−29−8和幸地下  03-3405-5233
西麻布から青山三丁目に向かう道沿いの、ちょっと分かりづらい場所にあります。 何事にも一流を心がけているオーナー尾崎浩司氏の二軒目のバーで、一軒目はもっともっと分かりづらい場所にあります。 特別変わったスコッチ類は置いてないようで、スタンダードな物が中心ですが、従業員の接客も非常にスマートです。 尾崎氏は、一見客にはなかなか口を利いてくれないのですが、スコッチをあれこれ並べながら飲んでいると、いつの間にか寄ってきて、いろいろ講釈をしてくれます。 ある時は、飲み友達の女性が非常にスコッチ通で、ものすごい種類のスコッチをストレートで飲んでいたら、尾崎氏が手作りのブーケをプレゼントしてくれたこともありました。 日本中からプロが見学に来る、非常に有名なバーであることは間違いありません。

●Bar Cool              【超有名なバーの老舗】
東京都中央区銀座7−2−14  一番線路沿いの道に面しています。  03-3571-2604

11月の東京出張で最初に出かけたのが、このクールです。 東京時代は、いつも満員で入ることが出来ないことが多かったのですが、今日は丁度時間帯が良く、客は私一人というラッキーな状況でした。 ウェイトレスというより女給さんと言う方がぴったりのお姉さま方と、バーテンダーの方が、オーナーの古川さんを含め、3名いらっしゃいました。 ここは、カウンターに椅子のない、本当のスタンドバースタイルです。 東京に行ったら、話のネタに是非一度行ってみましょう。
料金は、ちょっと高めかな?


●Fire House             【アメリカ本場のハンバーガー】
東京都文京区本郷
「日本で一番本場のおいしいハンバーカーを食べさせてくれる店」………かもしれないなと思っている店です。 1個1000円ほどするダブルチーズバーガーは、女性では食べられないかも知れないというほどのボリュームで、材料が惜しげもなく使ってあります。 そこがまさにアメリカ的なおいしさにつながっていると思うのです。 

サッシ・ペレレ             【ブラジル料理と音楽】
東京都四谷 雪印ビルとなり PL四谷ビル1F 03-3353-7521
ボサノバ歌手「小野リサ」のお父さんの経営するブラジルレストランです。 お店の中はブラジル一色で、ライブ演奏とダンスタイム、アトラクションと全く退屈させてくれないお店です。 ブラジル料理といってもイメージが湧きませんが、とにかく本当においしいのです。 鳥の唐揚げ一つとっても、絶対に食べたことのない味です。 お奨めは、名前は忘れたのですが、「豆と牛肉を煮込んだものをご飯にかけてあるやつ」と言えば分かると思います。 この店に来たら、踊らなければ損です。 たまに小野リサさんが帰国しているときは、気が向いたら歌ってくれます。 サッシペレレとは、左の絵のような、ブラジルの「いたずらおばけ」の名前だそうです。

●エラ・ワン                 【雰囲気満点のタイ料理】
東京都港区六本木5−5−1 六本木ロアビル13階 03-3404-5741
ロアビル13階の東京タワーが目の前に見える、雰囲気抜群のタイ料理店です。 日本人の舌に会うよう、あの「カメ虫」の味のするパクチー(コリアンダー)が控えめです。 店内は、いろいろなゾーンに別れていて、それぞれ違うイメージで作られており、森の中のテーブルで食事をするようです。

  
●ミュン  本郷3丁目交差点        【本場ベトナム料理】
ごく普通ーの、食堂といった感じの所で、コックもウエイトレスもベトナム人。 突然隣のテーブルで自分たちの食事を食べ始めたり、本場のノリでサービスしてくれます。 野菜を豊富に、食材を自然のままに活かして食べるベトナム料理は、とてもヘルシーな料理だと思います。 ベトナム料理店も何店も行きましたが、ここが一番舌に合います。

●登竜門  松戸駅ビル内          【台湾小皿料理】
これまた、普通の食堂といった感じの店で、飾ったところはありません。 でも、何を食べてもおいしく、しかもリーズナブルな値段で満足できる店です。 田舎から親が出てきたときは、ここに行きたいといつも言われ、家族でよく行ってました。

●キャバーンクラブ  六本木      【ビートルズ・ライブバー】
毎日、ビートルズのライブ演奏が聴ける店です。 店内は、熱心なビートルズファンで熱気むんむんとなります。 結構上手なバンドがコピーを忠実に行いながらの演奏は大したものだと感心します。 何事も忘れて、無心になりたいとき、ここは良いかも知れません。

 
●ザパタ                     【メキシコ料理】
高級で、おしゃれなメキシコ料理店です。 元々素朴なメキシコ料理を、豪華にアレンジした感じで出してくれて、デートコースや接待としても充分使えます。 場所がわかりにくくて、いつも迷ってしまいます。 

●はやし  三越本店向かい          【てんぷら】
日本一の天ぷら? バブル絶世期に一度だけ連れて行ってもらったことがあります。 天ぷらってこんなにおいしい物だったのかと、感激した思いがあります。 日本橋にはもう一店、ずっと有名な天ぷら屋がありますが、ここのを食べてしまうと、もうおいしく感じなくなってしまうほど大変な店です。 看板は出ていなく、ごく普通の民家の風情で、それと知っている人以外はまず入ってきません。 天つゆではなく、特製の塩につけていただきます。 昼のてんぷら定食が当時15000円だったかな?





●東京のホテルバー
帝国ホテルから始まって、東京の主なホテルの、メインバー・スカイラウンジはほとんど行きました。 ホテルのバーは、雰囲気・格式もあり、出される酒・バーテンダーの質も高く、値段も明朗会計で納得できるとよく言い、全くその通りなのですが、逆に、「過度の期待を持って行ってはいけない」ということは確実に言えると思います。 私のように、いつも何か新しいカクテル、新しいスコッチを探している人にとっては、まず、置いてあるスコッチの種類の少なさ・銘柄の陳腐さにがっくり来ることがたびたびで、カクテルも作ることが出来る種類が限られている場合が多いですね。

その中でも印象に残るのは、

 ○ベイ・シェラトンホテル    ……ボヘミアンドリームを教えてくれた

 ○パレスホテル         ……オリジナルカクテルを多数開発している

 ○パークハイアットホテル   ……ニューヨークバー 眺め雰囲気抜群

 ○新宿プリンスホテル     ……雰囲気・眺望とも良く、穴場
 

佐賀編

カクテル&スピリッツ Blue Velvet  佐賀市中央本町4−3 中央ビル1F  0952-25-4220

このバーは、道路に面したドアを開け、もう一つ奥の扉を開けてはいります。 広いカウンター中心のとても落ち着いた雰囲気のバーで、落ち着いた音楽がかかっています。 壁には一面に、カクテル用のスピリッツに加えて、バーボンウィスキー、スコッチウィスキーが並び、本格バーであることが分かり、この時点で、「佐賀にもいいバーがあるじゃん」と、一安心。 ところが、このバーには、もう一つ隠された秘密があったのです。 それは、この本格バーが、「女性だけで」運営されているという点でした。

このバーのすてきなミストレス(マスター)は、小島紀子(みちこ)さんで、やっぱりというか、日本バーテンダー協会、国際バーテンダー協会の会員で、佐賀支部の財務部長さんもなさっています。 さすがにとてもお酒に詳しく、また、楽しい会話が楽しめますので、お店の雰囲気を何倍にも盛り上げているようです。

この日も、全く新しい銘柄に出会えました。 バーボンウイスキーの「BASIL HAYDEN'S」です。 非常に口当たりがよい上に、樽の香りがとても強く香り、花の香りもほのかに漂う、女性でも愛好者が増えそうなすばらしい銘柄でした。

そのほかは、好みのスコッチウィスキーを頂き、もう一件、佐賀市で行くべき所を訪ねると、何と近くだからとお店まで送ってくれました。 そのお店が、次に紹介してある、「中央本町一丁目食堂」です。

この日の、もう一人の女性バーテンダーの方です。

名前を聞き忘れてしまいました。


翌日も仕事関係の懇親会がありましたが、その4次会に、その関係の仲間を連れて、総勢5名でまたもやこのバーBlue Velvet おじゃましました。 

5名の内訳は、写真左より、沖縄県・長崎県・大分県・佐賀県・宮崎県の各代表です。 佐賀市に住んでいる人もここは初めてらしかったのですが、気に入っていただき、今後はここを使うと言っていましたよ。 みなさん気に入ってもらったようで、こちらも安心しました。 

もし、カラオケと食事が目的でなければ、2次会等には、とてもうってつけな、落ち着いて話ができ、本格的なカクテル・ウィスキーも飲めるおすすめのバーですので、佐賀に行ったときは、また、佐賀在住の方は、是非一度行ってみてくださいね。


中央本町一丁目食堂  佐賀市中央本町1−31  0952-25-3418

もう一つの佐賀市でのおすすめは、ブルーベルベットのミストレスの小島さんが連れて行ってくれた、この「食堂」です。 

入り口に、大きなウルトラマンがいるので、すぐに分かると思います。 繁華街の比較的南の方ですね。

この食堂も、ただ者ではありません。 オール昭和30年代に作ってあり、そのレトロチックな店内と、どこここに漂う「懐かしさ」が、半端ではありません。 

いろいろなポスターや、レコードジャケット、新聞の切り抜き、しばらく夢中になって、周りを見回してしまいます。

しかし、それだけならただの食堂ですが、とにかく何食べても「おいしい」のです。 若い女性客が深夜まで多かったのも、それを裏付けています。

メニューも、レトロで庶民的なものが並びますが、味付けの方は、きわめて洗練され、独創的なおいしさがそれぞれの料理に趣向を凝らされており、どれを注文しても、おいしいこと請け合いです。


このお店も、初日に一人で行き、二日目の5次会で、雄志4人で行ったのですよ。 

皆、そんなにおなか空いてないから、食べられない、無理だと言っていましたが、私が猛烈な勢いで注文して、テーブルいっぱいの食事が並びましたが、結局皆、おいしいおいしいと、「完食」してしまいました。 

特に、「しめさば」の味は、今まで一度も食べたことのない味付けで、おいしかったなあ。 

帰ったのが3時だったから、深夜2時半頃の、このお店の最終メニューは、何と「トンカツ」ですよ。 それも、みんなでぺろりと食べちゃったからなあ。 


そうそう、初日に一人で食べてたら、隣のテーブルのうら若き女性から、「スイカ」をごちそうになりました。 ごちそうさまでした。

2日目の、雄志4人の会食の途中から、Blue Velvetの小島さんが、お店を閉めた後に合流してくれて、5人で楽しくわいわい食べまくりました。

小島さん(左)、きれいでしょ。

飲み物には、当然のように、「コーヒー牛乳」もあり、作法に従って、左手を腰に当てて飲むことになっております。

こんなにいいお店がある、佐賀市はうらやましいですなぁ。
本当に、また来てしまいたくなりましたよ。

佐賀市のみなさん、2次会から3次会は、Blue Velvet → 中央本町一丁目食堂、で間違いありませんので、是非お試しあれ。 県外からの人も、喜ぶと思うよ!!

さすがに、S.A.G.A.佐賀でした。