ライト

写真館2003



ライトクルソン(狗留孫)渓谷で2日間のキャンプ   2003. 8.17-18

毎年恒例の、息子玲翁成との夏のキャンプは、今年はえびの市の山奥にある、秘境「クルソン渓谷」でする事にしました。 私はその存在を全然知らなかったのですが、えびの在住経験のある複数の人から推薦されたのです。
このキャンプ場は、立石林業という会社が管理しており、毎年7〜8月しかキャンプは出来ません。
えびのから山道に入り、キャンプ場入り口の未舗装道にはいると、すぐに携帯電話が使えなくなります。 それからしばらくして立石林業の事務所があり、キャンプ場使用の申請書を書き、4キロほど先のキャンプ場に向かいます。 この渓谷の中でキャンプ場は一カ所だけで、木立の中にテントを張り、炊飯場・洗い場・トイレ等の施設があります。 売店等はありませんので、国道に居る内にコンビニで必要なものを買いそろえておく必要があります。 また、貸しテントはありませんので、自分で持っていく必要があります。 

今回、私の愛車シルビアでは、テント等キャンプ用品はとても積むことが出来ないので、家内のフィットで行くことになりました。
すさまじい収納力で、まだまだ詰めそうです。

今回、高校の合宿でキャンプに行けない絵里香は、お見送りです。
キャンプ場は、川のすぐそばにあり、とても過ごしやすいところです。 木立の中なので、真夏でも直射日光が当たらず、涼しく過ごせます。 
何と言っても一番素晴らしいのは、水量が多く、とてもきれいな川です。 
行ったときは、曇り空でしたが、すぐにテントの設営です。
ロゴスの6人用テントは、初めて使いましたが、すぐに設営が完了しました。
麓のスーパーで買ってきた、980円のスイカを、重りを付けて冷たい川の中で冷やします。 明日の昼頃、食べる予定。
さっそく、テントのすぐ横の川で、水遊び開始。
水温が極端に低いので、初めて川にはいるときは、徐々に体を慣らさなければなりませんが、慣れてくれば平気になります。
夕方のおやつに、今回新しく買ったキャンプ万能鍋「ダッチオーブン」で焼き芋を作っているところ。
とにかくおいしい焼き芋が出来ましたよ。
この日は、他に2グループ6家族のキャンパー達と、一緒に泊まることになりました。
宮崎から来た5家族のグループは、皆とても陽気な方たちでした。 なぜか、奥さん達は皆美人でしたよ。

一日目のディナーは、定番中の定番、バーベキューです。
宝屋で、「はらみ」800gを買ってきましたが、予想通り、二人でペロリと平らげてしまいました。
飯ごうのご飯は、水が少なすぎて、芯があるのに焦げて、失敗!
なかなか、おいしいご飯を炊くのは、難しいようです。
4.7畳の広さを持つテントの内部はとても広く、蛍光灯型カンテラで、充分本が読める明るさになります。
明け方近く、寝袋の中で爆睡中のレオナ。 
明け方は、かなり寒くなります。
朝起きてみたら、川の中で釣り人が釣りをしていました。
朝の、キャンプ場風景。
木立の中で、とてもすがすがしい雰囲気です。 
翌日朝食は、トースト、シリアル、牛乳と焼いたアルトバイエルン。
さあ、朝の恒例の、ハイキングへ出発!
川に沿って、3キロ先にある、「狗留孫神社」へ行くことにしました。 
往復6キロ。一時間半のはずでした。
道路右手は山、左手は川です。
右手の山からは、たくさんの滝が流れてきて、左手の川に注ぎ込みます。

右手に滝が近づくと、気温が急に数度低く、涼しくなるので、もうじき滝が有るなと、分かります。
冷たい、清らかな水が勢いよく流れてきます。
何年ぶりに見たでしょう?
足下に、尺取り虫がいるのを見つけました。
3キロ歩いて着いたのがこの看板。
左下の「現在地」から、川を丸太橋で渡って、縄ばしごと、はしごを登って、山頂にある狗留孫神社に着くそうで。

かなりぐったり来ましたが、ここで引き返すわけにはいきません。
何時間かかるか分からないけど、山頂を目指すことにしました。
これが、例の丸太橋。
手前と奥と、二カ所有るのですが、奥の方は半分壊れ欠けて、丸太一本を渡ることになりました。
丸太の表面は濡れていて、ちょっと滑りそう。
登りはじめると、それはそれはキツイ坂道でした。
よじ登るように登る箇所もたくさんあり、息が切れて、大変でした。
一度道を間違えて、別の頂上に行ったときの写真。
もう、くたくたで限界寸前です。
1.8リットルの水筒も、ほとんど飲んでしまいました。
引き返して、正しい道を登っていくと、巨大な石の洞窟を抜けていきます。
千と千尋の神隠しに出てきそうな、木で出来た階段梯子を登っていきます。
ようやく山頂の狗留孫神社にたどり着きました。
達成感抜群です。
ずいぶん由緒正しい、神社だったようです。
現在残っている神社跡に、お参り。
セルフタイマーで記念撮影。

山頂からの眺めは、素晴らしかった。
谷の合間に、わずかに川が見えます。
あそこから、ずいぶん登ってきたのだと、感嘆!
山の途中から見える、完全に独立した、岩の巨塔。
元気モリモリの木も、発見しました。
山を降りてきて、街道をキャンプ場へ向かいます。
また、3キロの道のり。
帰りは、遠かったなぁ。

美しい杉木立が、目を楽しませます。
いろんな植物も、たくさんありましたよ。
火照った体を、冷た〜い滝の水で、一気に冷やします。

これは、超気持ちいい!!
昨日川に冷やしておいたスイカは、食べ頃の冷たさ。
よく熟れていて、おいしそうでしょ?
でも、これを二人で一気に食べるのは、やはり無理でした。
残りはクーラーに入れて、翌日平らげました。
ここの川での川遊びは、ものすごい水量による急な流れに逆らって、小さな滝を登っていく、「渓流登り」が、一番。
この写真なんか、一見どうって事無いようですが、実際目の前まで来ると、「ちょっと無理だな」というものすごい水量に圧倒されます。

この日玲翁成は、滝を登る途中で、二回ほど吹っ飛ばされて、流されていきました。
二回目は、ちょうど滝が落ちるところの岩に両手で抱きついて、何とかそれ以上落ちずにがんばっています。
何とか助けようと、私が足場を作って踏ん張り、手をさしのべます。
父「ファイトォー!」
息子「一発ぁーつ!」
何とか助かりましたが、玲翁成によると流れていくときは、岩が目の前にぐんぐん迫り、怖いそうです。
二日目のディナーは、これまた定番のカレーです。
でも、ダッチオーブンを使い、牛肉とミンチをふんだんに使ったこのカレーは、絶品でしたよ。
7.5皿分を、二人で、ペロリと食べてしまいました。(明日の朝食用でもあったのに)

ご飯は、飯ごうで水の量を1.5倍にして、丁寧に炊いていったら、これも、今までで最高においしく炊けました。
このキャンプ場は、花火禁止です。
何と言っても、線香花火ですよね。

3日目の朝。

きれいな川の水が、とても印象に残ります。
毎年夏の、杉田家のキャンプは、しばらくこのクルソン渓谷に決まりそうです。

来年、一緒に行ってみませんか?

クルソン峡からの帰り、高速に乗らずに、高原町の「極楽温泉」に行って、疲れを癒しました。
気持ちのいい露天風呂、素晴らしい泉質、サウナと、ゆっくりのんびり温泉を楽しんで帰りました。
キャンプの帰りに温泉は、お薦めですね。





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