Googleが、Androidスマートフォン用に、Googleナビなるソフトの無料配布を始めたので、さっそく私のスマートフォンにインストールしてみた。
もともと、スマートフォンでは、Googleマップが見れて、歩いた場所と時間と速度を記録する「マイトラック」というソフトも無料配布してよく利用しているので、Googleナビも似たようなものだろうと思っていた。
車のダッシュボードにスマートフォンをセットして、シガライターから電源を供給。
目指すは、高鍋まで高速道路経由、川南町のゲシュマック!
ゲシュマックの住所を登録して、ナビを開始すると、もう、車載用ナビと全くおんなじ。
Googleマップの衛星写真を斜めから3D風に映し出し、そこに、経路となる道を青線で非常に目立つように表示する。
今走っているそのまんまの風景が、携帯のナビ画面に表示され、次に曲がるべき交差点を刻々と表示する。
音声ガイドで、あと何メーターで左折とかアナウンスする。
グーグルマップが衛星写真付きで自動更新されるのを考えると、既存のナビより便利かも知れない。
とにかく、初期投資もランニングコストもゼロ。
まだベーター版だけど、渋滞情報まで表示する。
それと気に入ったのは、指示された経路と別の所を行こうとしても、交差点を10mも走ると、すぐに諦めて、新しい経路を提示してすぐ表示すること。
携帯用の小さいソフトの中に、良くもこんな気の利いたプログラミングを入れたものだと感心します。
とにかく、誤差が少なく正確。到着時刻表示や、交差点のリスト表示など、標準的な機能は全て装備しています。
これを使うだけでも、スマートフォンを買う価値があるかも知れませんよ。
これで、将来的に「カーナビゲーション」という産業が、無くなってしまうことが、確実でしよう。
Googleの無料ソフトには、本当に恩恵にあずかっていますが、全ての分野で、圧倒的な技術とアイデアで、ライバル、一つの産業分野をなぎ倒していくパワーと、その先、近未来に待っている、世界的な情報の一極支配には、恐ろしさすら感じます。
単なる一民間企業とはとても思えない、アメリカの情報世界戦略、情報を武器とした静かな戦争。
Googleという会社の圧倒的な存在と、技術力、後ろに控える莫大なサーバー資産を支える資金力。
いつも、それを考えてしまいます。
世界中で、少しずつ、でも、確実に、Googleへの情報依存が高まっていく事は、止められないでしょう。
世界の誰よりも、あなたのことを知っているのが、Google。
世界の誰よりも、世界中の人のことを知っているのが、Google。
Googleが、世界の人々に牙をむかない企業でありますように。