原発に関して、私は原発推進派でも反対派でもありません。
ただただ、正確な情報を求めたいと思っている一人です。
東京の放射能レベルがほんの少し上がったと言うこと。
健康に被害がないレベルであるというのは、今現在は間違いではないだろう。
ただ、すこしでも数値が上がると言うことは、福島から来た放射性物質が、確実に空気に混じって東京まで飛来していると言うこと。
飛んでいる個数が少ないのか、弱い放射能しか出さない物が多数飛んでいるのかは分からない。
少なくとも、体内に入らなければ問題ないだろう。
体内にはいるのは、1.たまたま飛んでいる放射性物質を吸い込んでしまった。2.放射性物質の付いている食物を食べてしまった。の二つしかないだろうが、一個でも体内に入れてしまうと、マズイ。
福島との距離は、あまり関係ないだろう。
とにかく、新燃岳の灰と同じく、風に乗って細い筋になって流れていき、ある地点に集中的に着陸する。そういうことだから。
だから、各地点に設置してある放射線観測器も、あまり信用できない。
あの機械は、空を飛んでいる放射性物質が放つ「放射線量」を測定している物。
明かりを放ちながら空を飛ぶ「提灯」を想像して欲しい。
その一個一個が放つ提灯の明るさを測っているもの。
少しでも提灯行列が離れれば、明るさは低い。
でも、その提灯は遙か彼方のあなたの服に着陸して、煌々と明かりを放っているかも知れない。
その明るさは、距離の二乗に反比例します。
福島原発からの距離の二乗ではなく、福島原発から放たれた提灯からの距離の二乗ですよ。
この辺の説明は、テレビでは全く報道されていません。
健康被害の出る被爆線量にしても、全くでたらめな報道ばかりです。
パニックを起こさないことと、パニックが少々起こったとしても、国民の生命健康を守ることと、どちらが国が取るべき姿勢でしょうか。
アメリカだったら、強力な権限を持つアメリカ疾病予防管理センターが、国民の避難と被害の予想範囲と情報の提供を取り仕切り、パニックを起こさないように、軍が最大のバックアップを行うという、図式になるのでしょうが、日本では、とにかく「パニック防止」しか言われていません。
情報を出そうとすると「危機感を煽る」と指弾されます。
日本では、最終的に自分自身で信頼のある情報を集め、自分自身で脅威の評価を行い、自分自身で対策を実行に移すということしかないでしょう。
はたして水だけでこれ以上の悪化を防げるのか。
破壊された原発で、水冷機能が復活できるのか。
沈静化したあと、どうやってコンクリート詰めにするのか。
どのくらい広い地域に人が住めなくなるのか。
海洋の汚染はどの程度深刻化したのか。
そして、長期的に見て、白血病、発ガン、奇形児の誕生の状況はどうなるのか。
とてつもない問題を首元に突きつけられました。
それにしても、使用済み燃料があんな所に置いてあったなんて。
使用済みだけでなく、点検中のやつは、バリバリ現役の燃料棒まで。
フタもしてない、むき出しではないですか。
4号機の爆発があるまで、図にも書いてないし、脅威の説明もない。
水素爆発で粉々になる、コンクリートの壁一枚。
ゲリラ御用達のRPGロケットや、航空機の墜落で、あの壁は持つのでしょうか。
昔からの私の望みは、少々金はかかっても、「原発は地下か山腹に作ってくれ」と言うこと。
何で、あんなにも原子炉をむき出しにしておく必要があるのでしょう。
原爆の地下実験のように、原発も何かあったら、最悪でも鉄とコンクリートのフタをして、地中に閉じこめ、少なくとも水蒸気出し放題のような事態とならないようにしてもらいたい物です。
私が、とても参考にしている文献のリンクは、以下の通りです。
何の偏見もなしに読んでみて下さい。
そして、あなた自身で信用に値するという事実のみ、あなたの判断材料となる知識として残しておいて下さい。
http://takedanet.com
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/353.html