ジャンクジャンクと、日陰者のジャンクフード類ですが、そんなにバカにした物でもないのではないでしょうか? 確かに大量生産を前提に、画一化された味付けと集中調理がなされていますが、品質管理はなされており、中にはおいしい物も埋もれています。
【本場アメリカのジャンクフード】
特に、アメリカへ旅行される際は、是非ジャンクフードにある程度照準を合わせてみて下さい。 料理評論家・漫画家の「うえやま とち」氏も言っていますが、アメリカには「これ」と言った核となるアメリカ料理があるわけではありませんが、素材の一つ一つが日本とは比べ物にならないほどおいしい物が多く、しかもそれを出し惜しみすることなく料理に盛り込んでいくのです。
オレンジジュース、1ガロン紙パック入りのワイン、バーベキュー用の肉野菜、といった素材から、ハンバーガー、サンドイッチ、ホットドッグ、Tボーンステーキ、寿司といった簡単な料理まで、すばらしいものがたくさんあります。
また、特筆すべきは料理の質だけでなく、量にもあります。 ハンバーガーショップに行き、「ビッグ・バーガー」というのを軽い気持ちでたのみ、たった一個のハンバーガーを食べきれず、愕然とした思い出があります。 また、口が裂けさも、コーラの「ラージサイズ」などという物を頼んではいけません。 最低でも1リッター位入った紙パックが出てきます。 アメリカ人の大好きなヘルシーメニューのサラダにしても、洗面器山盛りほども出てきますので、サラダとドレッシングだけでも充分肥満になれると納得されると思います。 アメリカに行った当初は、ほとんどの日本人はその量に付いていけませんが、2〜3ヶ月でいつの間にか食べられるようになります。 元々体つきが全然違う、巨大なアメリカ人向けの量ですので、たいてい、特に女性は急激に太っていく例が多いそうですので、ご用心。
話が横道にそれましたが、アメリカでジャンクフードを食べるなら、大手チェーン店でない、ファーストフード・レストランをまず見つけましょう。 メニューも豊富で、きっとお気に入りがあるでしょう。 もし、そういう時間がないから、マクドナルド以外のハンバーガーショップに入りましょう。 マクドナルドは、さすがに世界チェーンで、基本的に日本のもアメリカのも味は同じです(大しておいしくないと言うこと)。 その他のハンバーガーチェーンは、日本に出ている店と、メニューはほぼ一緒ですが、味は全然違います。 私は、「ウェンディーズ」がわりかしお好みでよく行っていたのですが、銀座に店が出来たとき、喜んで行ってがっかりして帰った思い出があります。 我が家では、シカゴ空港の小さなハンバーガーショップで食べたハンバーガーのおいしさが、いまだに語り草になっています。
★★ ハンバーガー ★★
- ●Fire House
- 東京都文京区本郷
「日本で一番本場のおいしいハンバーカーを食べさせてくれる店」………かもしれないなと思っている店です。 1個1000円ほどするダブルチーズバーガーは、女性では食べられないかも知れないというほどのボリュームで、材料が惜しげもなく使ってあります。 そこがまさにアメリカ的なおいしさにつながっていると思うのです。
- ●ジョニー・ロケッツ
- 六本木交差点にあるこの店は、従業員はほとんどアメリカ人で、客も日本人・外国人が半々程度、店の内装もオールデイズ・アメリカンの雰囲気で、日本という雰囲気はあまりしません。 従業員が踊りながらハンバーガーを作るパフォーマンスでも有名で、Fire House を知る前は、ここが一番おいしい店だと信じていました。 六本木で、腹ごしらえする必要があるなら、どうせなら一度覗いてみましょう。
※残念ながら、ジョニーロケッツは、閉店になった模様です
- ●モスバーガー
- ニッポンの代表選手、モスバーガーはかなり高品質な物を作っていると思います。 いつも食べるのは、スパイシーモスバーガーと、ロースカツバーガーと、スパイシーチリドッグです。 アメリカのハンバーガーとは一線を画し、ジャパニーズバーガーという新しいジャンルを築いたことは、すばらしいと思います。 味はいいのですが、もしかしたら世界一値段の高いハンバーガーかも知れませんね。
- ●ロッテリア
- まったく検討対象に入っていなかったロッテリアですが、「BB」を発売して、俄然気になる存在になりました。 モスとは全然違う、アメリカンな味を再現しようとする正当派路線で、BBはかなり良い線を行っていると思います。 お気に入りの「BB」だったのですが、なぜか販売を中止したようで、「BBライト」に変わってしまいました。 消費の中心である女性にはBBは大きすぎたのでしょうか。
- ●ガスト
- ファミリーレストラン、ガストは低価格商品が売りですが、ここには1個580円という、この店のコンセプトとはちょっと違うんじゃないと言う価格のハンバーガーがあります。 何の飾り気もなく、ごくシンプルなハンバーガーですが、ぶっきらぼうな中にもアメリカ的な本格的なハンバーガーの味がします。 一度試してみて!
★★ サンドイッチ ★★
- ●サブウェイ
- ホテルのレストラン(信じられないくらい高い。サンドイッチで2000円以上?!)を含め、本当においしいサンドイッチを食べさせてくれるところは、今のところ出合っていません。 本来のサンドイッチの路線とは、若干違いますが、サブウェイのサンドイッチは、アメリカの味そのままで、とても気に入っています。 ただ、量的に1本は食べきらず、ハーフでは物足りずで、サイドオーダーも少なく、あまりたて続けに食べると飽きが来てしまうのが玉に瑕ですね。
★★ ホットドック゛ ★★
- ●堀切峠のホットドッグ
- 宮崎の名勝「堀切峠」には、駐車場内にホットドッグの販売車が休日にはたいていいます。 ここのホットドックは、純日本式なれど何となくとてもおいしいのです。 うちの家族中で大受けでした。 今度この前を通ることがあったら、ちょっと寄ってみてはいかがですか?
後で聞いた話ですが、東京在住の親友のMKさんも、実はここの大ファンで、東京から宮崎帰省の折り、宮崎空港から堀切峠に直行してホットドッグを食べてから実家に帰ったことがあるという、筋金入りのファンだそうです。
追伸:現在、堀切峠のホットドックは、269号線沿いの田野町の近くに移転しております。
- ●渋谷のホットドッグ専門店
- 店の名前は忘れました。 渋谷駅近くにあるシカゴスタイルのホットドック専門店は、メニューも豊富でおいしいホットドックがたくさんあります。 こういう店がたくさん出来ると良いのですが、以前住んでいた松戸にもホットドッグ専門店はあったのですが、味は今一で「ホットドッグってもっとおいしいんだぞ!」と言いたくなります。 ホットドックの日本での普及と名誉のためにも、おいしいホットドック店の出現を「祈」。
★★ 和食 ★★
- ●立ち喰いそば vs. うどん屋
- 日本のファーストフードと言えば、牛丼と立ち喰いそばでしょう。 しかし、宮崎はそばよりうどんの方が圧倒的にシェアが高く、うどん屋はたくさんあっても、そば屋というと数えるほどしかありません。 当然、「立ち喰いそば」というジャンルは皆無に等しい状態です。 うどんについては宮崎が、そばについては東京が圧倒的においしいと思います。
東京での立ち喰いそばでは、やはり有名な「小諸そば」チェーンが有力候補ですね。何と言っても豊富なメニューと安定的な味が魅力です。東京11年間で一体何杯の小諸そばを喰った事やら。 宮崎でも、そば通の店として、一杯2000円もするような「本物の」そばを出す店が何軒かありますが、あまり興味ありません。 そばでは、昔から「武蔵野」がポピュラーですが、「サラダそば」なんかいいんじゃないですか。
宮崎のうどんでは、「三角茶屋」というルーツがありまして、そこの分家が今でも大変な人気を博しております。 「きっちょううどん」「忠太郎茶屋」「源氏車」あたりが、宮崎うどんの主流の味ではないでしょうか。 「大盛りうどん」は、甘口関東風で独特。 「百姓うどん」は、高さ40センチほどある夏のかき氷が有名です。
また、宮崎には「釜揚げうどん」と言うジャンルもあり、「戸隠」「重乃井」「おだまき」等が有名で、宮崎に来たときは、通常のうどんと、釜揚げうどんの2種類は必ず食べるようにしましょう。
- ●牛丼
- 牛丼の王様は、何と言っても「吉野屋」ですが、私の気に入りは、「すき家」です。 吉野屋よりかなり濃い目の味付けです。 私は牛丼を食べるときは、最後までおいしく食べられるよう、牛皿の大盛りとごはんを頼むようにしています。
- ●弁当
- ほっかほか亭 「デラックスのり弁」は、持ち帰り弁当の基本ではないでしょうか。 値段と味のバランスはピカ一ですね。 そのほかでは、セブンイレブンの「ロースカツ重」をたまに買って帰ります。