スコアメーカー8

最近、マイブームが多いのですが、本当にビックリしたのは、コンピューターミュージックの劇的進展。
昔から、パソコンで音楽をやるのには興味があり、いろいろなソフトを買っていたのですが、とにかく一音一音手入力しなければ音が出ない。当然、長続きはしません。
そこで最近知って購入したのが、カワイ楽器の「スコアメーカー8」というソフト。世界で唯一、楽譜をスキャナーやPDFファイルから読み取って、自由に加工や演奏が出来るソフト。
トロンボーンでクラシックの演奏をするには、楽譜をト音記号からハ音記号に書き換え、音程を演奏可能な高さに移調する必要がありますが、これを使えば、それが一発で可能になると言う事。さらには、現実問題として不可能だった、弦楽の伴奏パートを、移調して演奏させて、伴奏に使えるという、夢が現実になるソフトです。

但し、スキャナーから読み込んだ楽譜も、完全ではなく、それなりに手作業で修正していかないと、完全な演奏にはなりません。
しかし、その修正前の楽譜を演奏させると、我々アマチュア演奏家なら誰でも知っている、「初見大会」の演奏に瓜二つになり、笑ってしまいました。

動画ファイルにあるのは、ハイドンの有名な弦楽四重奏曲「ひばり」のスコアを読み込ませて演奏させた物です。
前半は、手作業で修正した完全版。後半は、修正前の「初見大会」版です。

画面の上半分は、コンピューターが認識した楽譜。下半分は、読み込んだオリジナルの楽譜です。
赤く色づけされている小節は、音符が多すぎる小節。青い小節は、音符が少なすぎる小節です。

人間も、機械も、間違える様子は一緒なんだなぁと、妙に感心してしまいました。

クラシックの楽譜は、そのほとんどが50年の著作権が切れて、莫大な財産としてPDFファイルで無料でダウンロード出来ます。
さあ、これからトロンボーンで、クラシックの名曲を演奏しまくっていきましょう!!